■地質・土質調査
軟弱地盤調査法
軟弱地盤の判定目安,軟弱地盤で生ずる問題点を整理して示し、軟弱地盤の調査法をフローチャートで示しています。
代表的な問題点として圧密沈下や不同沈下があり、地震時の側方流動や液状化があげられます。
斜面防災(急傾斜地崩壊対策調査)
傾斜が30°以上の土地で崩壊や崖くずれの恐れのある区域を一般に急傾斜地と呼んでいます。この急傾斜地指定区域においての調査法をフローチャートで示し、各調査方法を一覧表でわかりやすく説明しています。
標準貫入試験
地盤の硬軟,締まり具合を判断するN値を得る試験です。標準貫入試験用サンプラーは中空構造になっていて、地盤試料を採取することもできます。通常はボーリング作業と共に実施される試験です。
孔内水平載荷試験
深く根入れされた基礎が水平荷重を受けた場合、その構造物周辺の地盤がどの程度の水平抵抗力を発揮するかを検討するための試験で、ボーリング孔を利用して横方向荷重に対する地盤の変形特性や強度特性の測定を行うものです。
スウェーデン式サウンディング試験
原位置における土の貫入抵抗を測定し、地質の硬軟または締まりぐあい、あるいは土の構成を判定する試験としてスウェーデン式サウンディング試験があります。軟弱地盤の強度推定や戸建住宅などの軽量構造物の支持力算定に利用されます。(写真は全自動貫入試験機の「ジオカルテ」です)
CBR試験
CBRとはCalifornia Bearing Ratioの略で路床土支持力比(路床や路盤の支持力の大きさを表わす指標)と訳されています。我が国ではアスファルト舗装の構造設計にCBR試験が採用されています。
現場密度試験
土の密度を現地において測定する原位置試験で、盛土の締固め管理や原地盤の密度測定に広く用いられている。試験方法には、標準砂をも用いての砂置換法やガンマ線密度計と中性子水分計を用いたRI法等がある。
■環境・地下水質調査
地下水源開発のための調査
地下水開発のための調査法をフローチャートで示しています。また、代表的なさく井工事の工法を紹介しています。
地下水源開発にあたっては、特に土質や地質条件に応じた調査方法を選ぶことが重要です。